葉山トリップ 「葉山しおさい公園」
三浦半島の西海岸に位置する神奈川県葉山町。
静かな砂浜が続く「一色海岸」にある「葉山しおさい公園」は、1987年(昭和62年)に「葉山御用邸」の一部だった敷地を利用して開園されました。
現在は「葉山町の史跡に指定」されている由緒ある公園です。
現在もお隣は、天皇皇后両陛下や皇族の方々がご静養の地として利用される別荘「葉山御用邸」。
その名残もあり、四季折々の日本庭園が美しい、大人が癒される穏やかな雰囲気の公園なのです。
入園料は300円、入り口でお支払い。
駐車場に車を停めたら、公園内をゆったり散策。
30分もあればぐるりと一周でできちゃいます。
三ヶ岡山を借景に、錦鯉が泳ぐ池泉回遊式の美しい日本庭園には、「ザーーーーーー」と勢いよく流れ落ちる「噴井(ふけい)の滝」や茶室一景庵や潮見亭、葉山しおさい博物館などの施設もあります。
「葉山しおさい博物館」は、葉山周辺の海に生息する魚類、貝類、甲殻類、海藻類や、海洋生物を研究されていた昭和天皇のコレクション、深海生物が展示されています。
博物館の入り口には、旧御用邸付属邸で実際に使用されていた御車寄せを移築
保存して利用されているんですよ。
とにかくとっても静かな公園なので、心を落ち着けることができるのが魅力。
大きく深呼吸をしながら歩きつつ、ときおり澄み切って玻璃のような青空を仰ぎ、木々のグリーンとのコントラストを愉しむ。
じんわりと心が満たされていくような、そんな感覚。
こういう時間を意識的に取り入れていきたい。
海岸側へと続く黒松林は少し暗く、ひんやりとしている。
ここを抜ければ富士山や伊豆半島、大島などが一望できるのだ。
公園裏手に広がる「一色海岸」の海は透明度が高く、日本の海らしい海岸の雰囲気とオトナのオシャレ感漂う、他にはないビーチ。
「世界のベストビーチ100せ」にも選ばれた素敵なビーチなんです。
残念ながら公園の駐車場を利用しての海水浴はできないので、近隣に停めて歩いて行くのが一番良いのですが、行って後悔はないはず。
本当に素敵な海岸なので、大切な人やご家族、思いっきりリフレッシュしたい時はひとりで夕日を眺めにいくと疲れなんて吹き飛んでしまいますよ!