鎌倉トリップ「鶴岡八幡宮」
鎌倉と言えば鶴岡八幡宮。
この神社に行かなければ鎌倉観光は始まりませんよ!
鶴岡八幡宮は鎌倉の歴史というか、日本の歴史を語るうえでも重要となる神社である。
平安時代・源頼朝が未来にのこした歴史はこの先も受け継がなければならないのではないか。
穢れなきように先の日本、いや子孫にも伝えていかなければならない。
そんな鶴岡八幡宮には三人の神様が祭られている。
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
- 比売神(ひめがみ)
これら祭神は八幡神(はちまんしん、やはたのかみ)や八幡三神と呼ばれている。
「勝負運・仕事運・出世、安産、縁結び・良縁」がご利益とされており、それぞれが当時鎌倉の歴史によってちなんだものとなっている。
また、参道である若宮大路も歴史ある通りである。
頼朝自らの指揮のもと、鎌倉の都市計画や妻の北条雅子の安産祈願により建設されたのだ。
若宮大路の三つの鳥居は江戸幕府四代将軍・徳川家綱によって寄進されたものであり、いつの時代も鶴岡八幡宮に対しては一目置く存在として扱われている。
鎌倉を巡るうえで歴史を少しだけでも理解しておくことで、観光した時には当時の鎌倉に足を踏み入れたかのようで楽しいのではないだろうか。
2010年には非常に残念であることが起きた。
樹齢1000年とされている大銀杏が倒木してしまったのである。
大銀杏は「隠れ大銀杏」とも呼ばれ、源頼朝直系の血筋が途絶えたことにより由来されている。
鎌倉幕府第三代将軍 源実朝は大銀杏に隠れていた頼家の息子・公暁に暗殺され、公暁もその晩に打たれ血筋は途絶える。
生きるものとしては彼のみが鎌倉の歴史を知っている。
彼と表現するのはおこがましいかもしれないが、なんだか近い存在として感じてしまうのは僕だけだろうか。
倒木さえしたが、若布が芽吹き命の息吹はまだ途絶えていない。
この先、いつまでも多くの時代を見届けるものとして生き続けてほしいと思う。
簡単な歴史のみしかご紹介できませんが、鎌倉の歴史を知るきっかけとなることが出来れば幸いです。
大銀杏のように、強くしっかりと地に根を張り生きていこうと感じた今日この頃。
歴史を知ることで益々鎌倉への興味が沸き上がる感覚を覚える。