江ノ電 「和田塚」駅
江ノ電鎌倉駅から1駅目にあたるのが、今回ご紹介する和田塚駅となります。
和田塚と呼ばれるエリアは、和田塚駅から南方約100mあまりのところを和田塚といい、その歴史はやはり鎌倉幕府の頃から続きます。
鎌倉において、歴史の浅いところを探す方が難題のような気がしてきますね。
和田塚駅は、和田塚の古くからの歴史にちなんで田一族の遺体を葬った場。
塚上にはその旨を記した石碑と五輪塔群があるそう。
1213年(建暦3年)北条義時と和田義盛による、和田合戦が勃発。
当時、最も頼りにしていた三浦義村・胤義兄弟による裏切りなどの背景もありながら、奮闘したそう。
一時、優勢となる場面もありましたが、江戸義範の郎党が襲いかかり、和田義盛も討ち取られました。
和田塚駅はこじんまりとした駅で、地域に密着して現代まで生きてきた江ノ電らしい駅とも言えます。
レトロな雰囲気を崩さず、町中にポツンとある駅にはかわいらしさを覚えますね。
ホーム横。
線路に沿う細い道。
なんと江ノ電らしい町並みでしょうか。
線路横に玄関があるなんてよく見かけます。
ここからは難い話は置きまして、和田塚駅周囲についてお話ししていきましょう!
鎌倉の中心地が非常に近いこともあり、路面店やお食事処・カフェ、更には病院などが近辺に揃います。
生活面においては大変利便性が良いところであると感じますね。
スーパーにおいては、若宮大路沿いに多くあるため、和田塚駅からは自転車を使用すれば楽々お買い物できてしまいます。
しかし!
近辺に住んでいても、和田塚駅はさほど多く利用しないかもしれません。
デメリットとしましては、鎌倉駅が自転車で行けてしまう距離であること。
鎌倉駅からはJRが出ており、都内まで一直線。
わざわざ和田塚駅を利用せずとも、鎌倉駅に行けてしまいます。
一方、藤沢方面に行かれる場合には、「コトコト」と走る江ノ電をお楽しみいただきながら、海岸を走ることができます。
和田塚駅は由比ガ浜海岸に近いので、電車で鎌倉の海に遊びに来た方にはピッタリ!
和田塚駅からは、海岸方面に「ズンズン」進める一本道。
海まで歩くあの時間は「ワクワク」が止まらない。
子供の頃の感情が今もまだ感じることができる。
これ、非常に重要なことだと思うんです。
昔から住んでる人が多い中、近年では移住者の多い鎌倉。
和田塚駅周辺には、海が好き・サーフィンが好き・マリンスポーツが好き、そんな方が多く住んでいます。
観光地も近く、親しみやすい方がいる印象もあります。
和田塚駅周辺、住むにはベスト、遊ぶもベスト。