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鎌倉トリップ 「八雲神社」

JR横須賀線「鎌倉」駅から徒歩10分

「八雲さん」の愛称で親しまれている八雲神社は鎌倉最古の厄除け神社です。

通り過ぎる際には境内の方を向いて背筋をピンと伸ばしてから一礼。

これが生活の一部となっている地元住民が本当に多い。

愛されているな~、と感じます。

 

新羅三郎義光が兄の八幡太郎義家の助勢(後三年の役)のため奥州に赴く途中で鎌倉に立ち寄った際、

疫病が流行っていたため京都の祇園八坂社(現在の八雲神社)の祭神を勧請したのが起源といわれています。

明治の神仏分離により、鎌倉祇園社から八雲神社に改称されました。

現在の社名は、祭神の須佐之男命が詠んだ最古の和歌「八雲立つ 出雲八重垣妻籠に 八重垣作る その八重垣を」に因むものです。

こじんまりとした境内の真ん中の立つ御神木の足下には新羅三郎義光の手玉石があります。

 

八雲神社と言って忘れてはいけないのが毎年7月の「大町まつり」(神幸祭)です。

100年以上続く鎌倉の伝統文化で、祭りの3日間は町全体がお祭り一色、お囃子が鳴り響き町全体が活気と笑顔に溢れます。

四社の神輿渡御で知られ、白装束の担ぎ手が天王唄を歌いながら町内を巡行するのですが、

乳児を抱いてこのお神輿をくぐらせていただく「みこしくぐり」は、子の無事な成長を祈願するもので、この町に住む私も息子を抱いてくぐったものです。

この神輿は境内の宝物殿に納められていて、ガラス越しに見ることが出来ます。

 

もうひとつの顔は、「ハイキングコースの入口」

八雲神社裏手にある御嶽三峰社の奥に祇園山ハイキングコースの入り口があります。

このハイキングコースを昇っていくと鎌倉の町と由比ガ浜、その先の稲村ガ崎までが一望できる「見晴らし台」があります。

ここで、眺望と爽やかな風を堪能しながら駅前で買ったお弁当を食べるなんて、なかなか通じゃないですか。

このハイキングコース伝いに東照寺跡(腹切りやぐら)や妙本寺へもいくことが出来ます。

厄除け祈願をしてからの山道だからきっと転ばない!

「気持ちがすぅーっと軽くなる」ここで、しばし日常を忘れてみてはいかかですか?

住宅地にひっそりと佇む八雲神社

境内はいつも掃き清められています

御神木と手玉石

宝物殿に納められたお神輿

ガラス越しでの見学です。

ハイキングコースの入口

この奥に御嶽三峰社があります
階段状の道を進んでいきます

見晴らし台からの眺望

来た道を戻ろうか、東照寺跡まで歩こうか。
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