鎌倉トリップ「葛原岡神社」
ハイキングコースにもなっている源氏山公園内にある「葛原岡神社」。
御祭神は、日野俊基(ひの としもと)。
当時、悪政を続ける鎌倉幕府を打倒するため、後醍醐天皇の最も信頼の厚い側近のひとりとして計画に加わり、重要な役割を果たした方です。
鎌倉幕府を倒そうと計画したことが発覚し幕府に捕らえられ、1332年(元弘2年)にこの地で露と消えました。
現在は、由比ヶ浜の鎮守として信仰を集めています。
でも観光に来られる方の目的は、そんな史実とは無縁の「縁結びの神社として」ではないでしょうか(笑)
3つの石に願いをかける縁結びが非常に効果があると口コミで評判になったそうです。
早速境内へ。
まずは鳥居の横にある「魔去る石」。
「魔が去る」→「勝る(まさる)」という意味で、幸せを勝ち取る石と云われています。
己の不運を断ち切るように願いを込め、杯をこの石に投げつけて割れば不運とサヨナラできるのです。
ちなみに一度で割れなかったら、拾って再チャレンジOKとのこと。ありがたい!!
鳥居の近くに並んだ2つの大きな石、「縁結び石」。
良縁の神として知られる大黒天様が祀られています。良い相手と巡り会えるよう願いを込めて、女性は「男石」に、男性は「女石」に、五円玉(ご縁)を結びつけます。
仕事や人間関係で良いご縁を結びたい方は、2つの石を繋ぐ真ん中の縄に結ぶと良いそうです。
本殿に展示されている「昇運の神龍」の石版は旧本殿に納められていたもので、120年間御祭神を守護してきました。
運が昇っていくという意味があり、神様の使いとして願い事をより早く届けてくれます。
静かな佇まいのこの神社、ゆっくりとお願い事をしてから空を仰ぎ大きく深呼吸すると、
不思議とすーっと軽くなった気がしました。
葛原岡神社は桜の名所でもあります。
想像してみてください、山の上の神社の桜を。
視界を邪魔されることなく、目に入るのは満開の桜と青い空だけ。
綺麗すぎてため息しか出ません。
そして初夏、ここは紫陽花の名所として再び賑わいます。
秋には参道脇の銀杏の大木が黄金色に色づき、、
大きく表情を変える鎌倉の四季を楽しむのにもお勧めの場所ですよ。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
こちらもご覧ください→鎌倉トリップ「ハイキングコースを巡る1 寿福寺~源氏山公園へ」
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