鎌倉トリップ「建長寺」
鎌倉五山第一位、北鎌倉の「建長寺」。
鎌倉を代表するお寺のひとつ。
「建長寺」と耳にするだけで、「おぉ〜」と思わず感嘆の声が上がるほど。
国宝の梵鐘もあり、見どころ満載の境内は国の史跡で、とても人気の観光スポット。
1253年(建長5年)、時の執権、北条時頼(ほうじょう ときより)によって創建された、日本初の本格的な禅寺で、開山は、南宋からの渡来僧・蘭渓道隆(大覚禅師)。
「鎌倉五山」とは、禅宗で鎌倉時代に中国の五山制度にならって最高の格づけをされた五つの禅寺のこと。
ちなみに鎌倉五山の二位以下は、第二位:円覚寺、第三位:寿福寺、第四位:浄智寺、第五位:浄妙寺だそうです。
ちゃんと幕府が格付けした、由緒あるランキングなんですって。
「建長寺」は、三門、仏殿、法堂が一直線に並び、禅宗特有の伽藍様式をいまでも残している、鎌倉が誇る禅寺なんです。
そんな魅力いっぱいの「建長寺」。
春の絶景、桜のアーチが魅力の季節に、改めて訪れてみました。
JR横須賀線「北鎌倉」から「トコトコ」歩くこと、約15分。
入り口から圧倒的な衝撃を受ける。
天下門、総門(別名:巨福門・こふくもん)、そして山門と続く。
ひとつひとつの伽藍が放つ、オーラが素晴らしいのです。
あちらこちらと眺めながら、おのぼりさんのようにキョロキョロ…
山門へのアプローチの参道には「モコモコ」とした桜が美しく咲き誇り、絶好の桜満開スポット。
アーチをくぐる瞬間は、「ふふふ」思わずニンマリ。
さぁいよいよ、目の前には高さ約30mの巨大な山門が!「どどどーーーん」と現れました。
建築様式にはあまり詳しくない私ですが、とても素晴らしいのだけは伝わります。
この山門はどうやら東日本最大なのだとか。
それは納得。
とても迫力があり、見応え十分といったところ。
その先にある仏殿もかなりの大きさ、創建当初より四代目のものだそうです。
中には建長寺の本尊、地蔵菩薩が安置されていました。
時の流れを感じさせる風貌、そしてこちらもまた、台座を含めるとなんと5mもある仏像、とても雰囲気を感じます。
仏殿の先には、これまた関東最大の法堂。
何から何までとにかく迫力満点、驚きの連続です。
方丈も唐門も庭園も全てが美しい…。
国宝や国重要文化財のオンパレレードに感動。
訪れる価値ありありです。
ずっと、お楽しみにとっておいて良かった。
更なる先には、「半僧坊」というところがあるのですが、(「半僧坊」とは、建長寺の鎮守府で、奥座敷的なところ)諸事情で今回は断念。
また次回のお楽しみ、ということでとっておくことにします。
「建長寺」のおかげで鎌倉も京都に負けず劣らずすごいなぁ、という印象でしたね。
ここは「半僧坊」からの天園ハイキングコースもおすすめです。
紅葉の季節の銀杏の絨毯は圧巻です。