鎌倉トリップ「長谷寺」
「長谷観音」の名で親しまれている、正式には「海光山慈照院長谷寺」といいます。
江ノ電「長谷駅」から歩いて5分ほどのところ、江ノ電長谷エリアで鎌倉の大仏と並ぶ有名な観光スポットです。
鎌倉を代表する紅葉の名所でもあります。
一年を通じていろいろな花々が咲き誇る「花の御寺」と呼ばれていて、花を目当てに訪れる方も多くいらっしゃいます。
門を潜って少しの所に、素敵な手水がありました。
そして目の前に広がる美しいお庭、手水舎の先の石段を登ると地蔵堂がみえて来て、
さらに石段を登って、左側に観音堂と阿弥陀堂。
いよいよ日本最大級の木造仏、十一面観音立像がおられる本堂へ。
国指定の重要文化財のご本尊、その大きさと美しさに圧倒されました。
この日は、ほぼ貸し切り状態でしたので、ゆっくりとお参りすることが出来ました。
お優しいお顔を拝見していると思わず涙が出てきそうになって、その場に佇んでいました。
じんわりと心が温かくなっていくようで、「また、来よう…」
名残惜しい気持ちでその場を離れました。
外へ出て、見晴らし台の方へと向かう。
空いっぱいの青空、はやる気持ちを抑えて足は急ぎます。
「わぁぁぁぁ~、気持ちいい~」
目の前に広がる湘南の海が、太陽に照らされて銀色に輝いている。
やっぱり、海、空、山、自然の絶景にはいつも心癒されます。
そして仏像以外の文化遺産としての経蔵へ向かいました。
中には、回転式の大きな書架があり、そこには一切経が収められているのだそうです。
この書架を一回転させると一切経を全て読誦したのと同じ功徳が得られるとされるのだとか。
このほか、長谷寺には弁天堂、弁天窟、地蔵堂など幾つもの見どころがあって、初夏には、40種類以上、2,500株を超えて咲き誇るアジサイは圧巻です。
ぜひ、ゆっくりと日々のお疲れを癒しに訪れてみてはいかがですか。