鎌倉トリップ「銭洗弁財天宇賀福神社」
佐助稲荷神社と谷戸の参道で繋がる、銭洗弁天宇賀福神社。
鎌倉市佐助の閑静な住宅街の奥深く、坂の中腹にあります。
銭洗弁天は、境内に湧く霊泉でお金を洗うと何倍にも増えるといわれる、鎌倉でも人気のパワースポット。
「商売繁盛」のご利益もあることから、いつも沢山の人で賑わっています。
災害が続いていた平安時代末期、源頼朝が「この地に湧き出す水で神仏を供養せよ、そうすれば天下泰平が訪れる」と夢のお告げを受け、その通り泉を探し当てます。
そこで社を建て、宇賀福神を祀って天下泰平を祈願したと言われているそう。
伝説って面白い!
そして今も尚、受け継がれ、信心されていることも素晴らしい。
銭洗弁天の入口は、岸壁に大きな口が開いた洞窟。
その洞窟を抜けると鳥居が現れるのですが…
ひんやりとした冷気がとってもスピリチュアルな空気感。
ちょっとドキドキしながら洞窟をくぐります。
境内には本宮と奥宮があり、それぞれ市杵島姫命(いちきしまのみこと)、宇賀神(弁財天)が祀られています。
本宮を参拝した後、いよいよお金を洗ってみよう!
奥宮にてお金をざるに入れ、銭洗い水を柄杓ですくって優しく三回かける。
洗い清めたお金は、大事にしまうよりも人が喜ぶこと、役に立つことなどに使用した方が良いとのこと。
早速、家族にも配ってみる。
財布に大切にしまっておいて、ここぞという時に使用するのも効果がある!とも聞いたので、お札は静かにしまっておいて。
ただ、使わないと意味がないので、無駄使いをせず、生きた使い方をする、のが正解。
お金本来の特徴ともいえます。
結局、経済はお金の循環がないと、景気がよくなりませんもんね。
よし!これできっと良いことあるかも。
ちなみにさらにご利益アップを望むのであれば、「浅ましい気持ちを捨てる」というのに加えて「巳の日」に参拝することだそう。
巳は、「子・丑・寅・卯・辰・巳…」でおなじみの十二支に登場するもので、「蛇」を意味します。
「巳の日」というのは、12日周期で巡ってくる弁財天ゆかりの日なんですって。
なんでも頼朝に夢のお告げをした老人は、1185年「巳の月」の「巳の日」に現れたとか。
なるほど…今度は「巳の日」を狙っていってみよう…
あ、もちろん邪心は持たずに。
と心に誓ったのでした。