一番大切なことは、誰の基準でもない、お客様ご自身が「楽しく」、そしてご自身の価値観を信じて「おしゃれに」暮らす毎日を実現すること。以下では、R studioが携わった設計・内装・インテリアコーディネート事例をご紹介します。
Vol.14 : 新築一戸「 鎌倉裏路地 PEACE ♬ 」 page 4
鎌倉裏路地:Rの家に携わる方々は皆さん素晴しい方ばかり。
長年お付き合いしているT様は、湘南の設計士の中でもピカイチな存在。
デザインにこだわる僕に、様々な見え方を教えてくれ、建築士のなかでもずば抜けた見識の持ち主である。
現場をしきる監督T様もデザイン事務所にいた経験を活かし、あらゆる面でサポートしてくれる存在。
現場に隈無く神経を注ぎ込む作り手の頭領S様は、若いながらも真っすぐにひたむきな仕事ぶり。
デザイン的な感性も持ち合わせる大工は珍しく、他の大工さんお2人とのコンビネーションが抜群。
長年この建築業界に携わって来たが、設計士T様・現場監督T様・頭領S様と、
各々がバランスよく感性が磨かれた人達ばかりの集団。
影でささえる当社の屋台骨T氏も素晴しく、バランスを崩し始める僕を、いとも簡単に軌道修正してくれる。
この短期間で養われた R studio のデザインの方向性は、このT氏のおかげと言っても過言ではない。
この建築を筆頭に、STUDIO(スタジオ)と名付けた語源が活かされている事に感謝いたします。
現場では念には念をと繰り返し、最終仕上がりのイメージを全員で共有し確認をしてくれる。
こうした方がより良いのではないかと意見を述べてくれ、何事もなく進めるほうが早いのだが、
急きょ手を止めて頂き変更をかける事にイヤな顔一つしない。
鎌倉裏路地:Rの家に対し、真剣に取り組んでいただけている証でもある。
一つ一つの大工仕事が丁寧に進行され、外壁に打つ釘1本の打ち方にも神経を注いでくれる。
野暮ったさや、クドさが見えないように、ファサードと言われる家の顔をイメージした仕事ぶり。
建築面積の大きさだけでなく、こだわりが随所に見え隠れするデザインされた建物のため、
全体像のバランスが難しい家。
温故知新・鎌倉の、鎌倉らしい、鎌倉の家、をコンセプトにかかげながら、
コンテンポラリー(今時)の要素をほんの少し取り入れた大人の建物。
世界中からやってくる流行に、ながされるばかりの日本人にはなりたくない。
今更ながら自分一人ではデザインしきれなかった事も事実である。
それぞれの感性を持ち合わせ、初めて見る世界観を鎌倉で創り、創造性をもった第一歩である。
(追伸)
携わる方々は皆、頭文字にTばかり。。。