Produce - R studioがプロデュースした物件のご紹介

一番大切なことは、誰の基準でもない、お客様ご自身が「楽しく」、そしてご自身の価値観を信じて「おしゃれに」暮らす毎日を実現すること。以下では、R studioが携わった設計・内装・インテリアコーディネート事例をご紹介します。

Vol.79 : 新築一戸建 「 savior 鎌倉山 」page 4

いよいよ建物工事完成です。

様々な課題をクリアしながら進めて来た工事だが、ここまで来るとあっという間の出来事のように感じます。

最近の建物を見ると太陽信仰にようなものが流行り、光をふんだんに取り込み眩しく居心地もあった物じゃないと感じる。

「 savior 鎌倉山 」はできる限り外からの光を遮り、自然光を柔らかく室内へ取り込んでいる。

古来、日本人が造り上げてきた住宅思想を再現し、庭を望む、心地よく風を通す、外と室内の隔たりをなくし繋がりを持たせたデザインです。

「情緒」が最大のテーマでした。

照明器具の放つ光線にような刺激をなくすため、塗り壁を選択させて頂きました。

この効果が抜群で、照明器具の灯が塗り壁の効果によって「ほんわり」と優しさを生んでいます。

写真では表現できないのがとても残念ではございますが、「Dr.S」様やここへ訪れる方々にそっと寄り添う感じかな。

雨樋をなくした屋根から、雨のしたたる様も情緒として感じて頂きたい。

大きく張り出した下屋や濡れ縁(ウッドデッキ)は建物のファサード。

機能面で言えば、濡れ縁で過ごすなんて一般的な住宅では出来ないであろう。

ビールやワインに少しのおつまみを盆にのせ、夜空をゆっくりと眺めてお月様と星空と会話する。

季節によっては虫の鳴く音もコンチェルトの様に聞こえるかも。

この先ランドスケープデザイナー:小笠原氏にバトンを渡し、更に、完成度の高い建物になるだろう。

小笠原さんは建物や周囲の空気感をいち早く理解し、サラッと書いた絵コンテが妙にカッコよく私の胸をドキドキさせてくれました。

建築主の「Dr.S」様の人柄に惚れ込み、経営者としても尊敬の念を抱き、とにかく喜んで頂きたい、その一心で進めてきました。

私のいたらない場面も多々ありながらも、寛容な心でお付き合い頂きました。

感謝という言葉では言い表すことが、おこがましいとさへ思いえる「Dr.S」様

私をご用命頂き心より感謝申し上げます。

引き続き外構工事を見守らせて下さい。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

追伸
工事関係者の皆様のお力によりここまで来れ心より感謝申し上げます。
関わる方々の能力の高さに改めて感心させられました。
この先もお力添え頂けますと幸いに存じます。

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