鎌倉市西御門の土地。
ご紹介する土地には歴史的な背景が存在する事を知っていただきたい。　この地に住まいを構えた方々は皆著名人ばかり。　森鴎外の長女（小説家のまり氏）、戦後の首相・吉田茂の長男（英文学者・吉田健一氏）と名を残す方がいる。　地名の由来は、鎌倉幕府に時代に公方様の通る西側の御門から西御門と名付けられたらしい。　鎌倉市内にはそれとなく歴史を感じる地名が残っているが、今は旧鎌倉市街となっている西御門は、当時、鎌倉の中心とも言えるエリアだったのだろう。　なにせ響きが美しいとさへ思う地名だ。　細い路地を抜けてゆき小高い丘の上。
山の緑と静まり返る深々とした空気感がたまらなく素敵に思えた。　広大な敷地には古くにあっただろう石庭の大石があり、錦鯉が泳いでいただろう池の後まで確認できた。　目を閉じ想像力を働かせると、当時の建物や庭園が浮かび上がるよう見えてきた。　憧れる大自然に包まれた佇まいと空気感がとても心地よく伝わるところ。　ここにはどんな建物が建つのだろうと期待感を込め紹介したい。
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