宝戒寺、鎌倉市小町にある天台宗の寺院。

秋のお彼岸の季節になると、境内が白い萩で埋め尽くされることから、別名「萩寺」とも呼ばれているそうです。

1333年に北条氏が滅亡した後、その霊を弔うため、後醍醐（ごだいご）天皇の命をうけた足利尊氏公によって建立されたお寺。

そしてこの地は、鎌倉時代には北条義時が小町邸として作った鎌倉幕府執権の屋敷の跡です。

何年も大昔に、この地、今私がいるこの場所で、鎌倉幕府の政治が行われていたんだと思うと、なんだか不思議で「どきどき」ときめいてしまうのです。

あぁ、由緒あるヒストリーって素晴らしいですね。

そんな歴史深い「宝戒寺」は「さらさら」と流れる「滑川」のほとりに慎ましやかに佇んでいるのです。

この辺りは、深い深い緑がうっそうと茂っていて、とても静か。

耳をすまさなくても聞こえてくる、さまざまなセミの鳴き声がたくさん入り混じり、「シャーシャーしゃー」「ミーーンみんみん」と響きわたっていた。

ひっそりと存する家々は、何も語らずとも穏やかでささやかな暮らしを営んでいるように見える。

こんな鎌倉の奥地の風情のある場所は、誰にも教えたくない、そんな気持ちにさせる特別なエリアでした。

こんな秘境にある、敷地面積306.00㎡（約92.56坪）、建物面積142.41㎡もの広大な中古一戸建。

ずいぶん古めかしい外観だけど、リノベーションすれば思いっきり生まれ変われる素質をも持合わせている。

となると、「ワクワク」想像力が掻き立てられますね。

四季折々の段葛を楽しんだり、鶴岡八幡宮に参拝に行ったり、小町通りや若宮大路の美味しいコーヒーを堪能したり。

すぐ手が届く距離には、ここでしか味わえない素晴らしいものがあふれている。

こんなところで暮らせたら。

夢ばかり膨らみます。

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