江ノ島電鉄「鎌倉高校前」の駅前の踏切は、その昔有名になった漫画の舞台となった場所で有り、国内外からの観光客に絶大なる人気を誇っていた。

いつ通ってもカメラを構えた観光客がわんさかといて、その合間を縫って通り抜けるだけでも必至。

きっと、その大切な旅行の記録の１ページに、私もとんでもない形相でひょっこり写り込んでしまっているに違いないと、いつもなんとも言えない気分になっていたことを想い出す。

その日は、抜けるような青空と、「ここは沖縄なんでしょうか？」と紛うほどのアクアブルーな海が美しい日だった。

なのに、観光客はほぼいない。

ほんの数人の、撮影クルーがいたのみを除いて。

静かな「鎌高前」の日坂は不思議な感じ。

でもやっぱり大好きな場所。

その日坂から七里ガ浜の住宅地に入る、急な坂道をグンと上る。

そこには、賑やかな七里ガ浜の住宅地とは一線を画した、落ち着いた「七里ガ浜」が広がっていた。

高級住宅地とはよく言ったものであるが、ここの雰囲気は格段に違う。

ひとつひとつの敷地はゆとりがあって、大きな邸宅がズシンと構えている。

ほとんどの家が擁壁の上に建てられているから、どこをとってもきっと素晴らしい景色が約束されているんでしょう。

しかも、何がいいって、とにかく静かなんです。

ここに住まう人だけが訪れるため、車通りが少ない。

のんびり歩いていると、「しいいいん」とした木々の声と、開けた場所から眺められる海の潮騒が「ざざざ…」と聞こえてきそうです。

絶対的に心が豊かになるエリアといっても過言ではありません。

そんな優雅な「七里ガ浜」の白亜の邸宅は、敷地面積207.06㎡、建物面積220.84㎡（約 66.8坪）の4SLDK。

約30帖の広々とした２階リビング。

掃き出し窓からは、眺めは最高、２方向を望み、心地よく深呼吸できるウッドデッキに出られる。

駐車スペースは地下車庫に２台分。

その地下車庫には屋上まで一気に上れる「ホームエレベーター」が。

屋上には絶景を見渡せる、ルーフバルコニー。

通りからは上を見上げる形で聳え立っているので、中の様子が見られることもないというのも魅力なのです。

全てが完璧。

幼き頃、夢に描いた、白くて大きくてエレベーターが付いたお家。

屋上では象やたくさんの動物を飼ってるんだ。

いっぱい想像を膨らませてお話を作ったことを想い出して。

それがまさに目の前にある感動。

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