[SOLD OUT]
逗子/中古一戸建/海近「砂漠を出よう」

JR横須賀線「逗子」から、長閑な山道をのんびり上ること、約12分。

頭上を見上げると、ワサワサ茂る雄大な緑たちがようこそと言わんばかりにお出迎えしてくれているよう。

車がやっと１台通れるかのような細い路地は、四季折々の草花が咲き、道草を楽しんだり童心に帰れるのです。

私の生まれ育った田舎には、私鉄とJRの２路線が通っていて、電車の本数は1時間にたった1〜2本。

豊かな自然が広がり、とにかく日が暮れるまで友人たちと外で走り回った記憶だけが残る。

大学卒業後、オシャレなモノとカッコいい人々で埋め尽くされる東京に憧れ、上京。

夢が叶い始まった、都心での暮らしは、最高なものだった。

期待通り、どの町も「キラキラ」輝いているんです。

だから、週末になると、渋谷、表参道、六本木、代官山、恵比寿…様々な町に繰り出すのが嬉しくて嬉しくて。

電車は次から次へとやってくるし、電車の時間に合わせて行動する、なんてことはしなくなった。

そんな何ひとつ不自由のない、便利で楽しい都会での暮らしを見直すようになったのは、ちょうど2年くらい前から。

子供が産まれてしばらくして、気分転換に外へ散歩に出るけれど、見渡す限りはビルヂング。

コンクリートジャングルに囲まれて、猫の額ほどの芝生広場で走るだけ。

子供たちは小さな虫たちの息遣いを知らずに育ってゆく。

風が吹いて、木々が「ザワザワ」とざわめく。

朝方までネオンがギラギラ煌めく都会と違って、朝になるとお日様が昇り、夜になると、しいいんとして真っ暗になる。

…そんな当たり前のことを知らないまま、きっとまた都会で暮らすんだろう。

そう想うとなんだか切なく感じるようになったからなのだ。

そして、いろんな所に気を遣うようになった昨年から、思うように外に遊びに出られることも少なくなってしまった今、ほとんどが家に篭りがち。

マンションの窓から外を眺めても、ぎゅうぎゅうに詰まった、色とりどりの屋根をぼんやり見ているだけなのです。

それとは打って変わって、山の根３丁目、山の奥地とも言えるこちらの場所は、高台の角地で、壮大な緑を飽きる事なくずっとずーーっと眺めていられるエリア。

大自然に溢れ、そこに身を委ねる自分を俯瞰する。

なんと幸せなのだろうか。

あったかいお茶を飲みながら。

外のウッドベンチに腰をかけて。

これが私の特等席。

間取りは6LDK＋納戸と、居室はたくさんあるから、どんな用途にも対応可能。

リノベーションを今施しても、後に計画しても大丈夫そうなので、すぐにでも住み始められそう。

今が、勇気を出して決意する時やもしれません。

新しい生活はきっと夢いっぱいの日々のはずです。

お問合せを心よりお待ちしております。