一番大切なことは、誰の基準でもない、お客様ご自身が「楽しく」、そしてご自身の価値観を信じて「おしゃれに」暮らす毎日を実現すること。以下では、R studioが携わった設計・内装・インテリアコーディネート事例をご紹介します。
Vol.17 : リノベーション 「 由比ガ浜モダンpopy ♬ 」 page 2
いよいよK様の最終章。
リノベーションされたマンションの購入を頂きありがとうございました。
通常を考えればこのままお住まいになれるのだが、流石ファッション業界のデザイナーさん。
ここからオリジナルへと変更しカスタマイズしてしまう事に。
僕とK様のイメージの共有から始まり、K様の考える暮らしと僕が考えるデザインの擦り合わせ。
住宅を住宅として迎え入れず、K様イズムを盛り込んだ室内制作。
自宅でひっそりと考える空間が必要と考え、明るさや使い勝手に捕われてしまう事を排除し、
職業のエッセンスを大切にした方向性を見いだして行く。
限られた予算で出来るだけの事をしたい、出来るだけコストダウンを考えた提案をしたいと思いながら、
最終的にはK様に塗装のお手伝いを頂く事となった。
ここまでの作業はプロの大工に任せなければ仕上がりに期待が持てなかったが、
これから先の作業は、K様の根気と慎重さを求めなければならない塗装作業がまっている。
高級ウォールナット材をふんだんに使用したフローリングとキッチンカウンター。
建具屋に特注で制作してもらった扉は、贅沢にもシナベニアを表面に使用した造り。
この素地をステイン系の塗料で染色してもらう事となっている。
ペーパーをあてマスキングを行い、フローリングの染色は一気に進めなければムラが目立ってしまう。
室内にあえて格子窓を造り込み、各建具と格子窓の風合いのバランスが難しい。
この風合いを大切にしながら、ステイン塗料を塗り込んで行かなければ全てが台無しになる可能性も。。。