一番大切なことは、誰の基準でもない、お客様ご自身が「楽しく」、そしてご自身の価値観を信じて「おしゃれに」暮らす毎日を実現すること。以下では、R studioが携わった設計・内装・インテリアコーディネート事例をご紹介します。
Vol.42 : 新築一戸「 Loose 葉山 」 page 1
葉山町堀内の特別なエリア。
葉山町堀内といっても山側の堀内から海側の堀内もあり、山の中腹に開発された分譲地まであります。
以前は、川崎重工の創業者が所有していた別荘地だった、今でもその名残の建物が高台から海を望むよう鎮座している。
ここは「フレスコ葉山」とネーミングされ、独立した住民協定がある。
将来的に乱雑な建築を抑制し、美しい町並みと価値を後世につなげていく為なのだろう。
独特の空気感をまとい、高級感とオシャレ感が丁度よく噛み合う素敵な分譲地となっています。
こちらの施主「H様」は、都内屈指の名門校で教鞭を取っている方。
初めてお会いしたのが2018年の年末。
葉山移住の憧れと理想を抱えながら、ご両親・叔父様との居住も考慮しなければならない立場。
己のことだけ考え生きてゆくにも難儀な世の中、H様は力強く温かみの伝わる方です。
お会いするたび思うことがオシャレさん! 差し色と服装の選択が絶妙! カッコいい!
H様はハッキリとしたビジョンをお持ちで、葉山での生活をいかに有効的に楽しみ過ごすかをお聞かせくださいました。
私としても移住してからのことを想像し、末長く葉山で楽しめるご提案を。
土地のご契約から銀行のお手配など滞りなく進行し、ようやく土地の決済(引き渡し)が済みました。
しかし、設計の段階まで来ると想像以上に解決しなければならない事が。。。
何せ、ご両親様・叔父様のスペースを確保しながらも、H様にとって有効な過ごし方を考えなければならない。
葉山らしさや葉山独特の空気感を取り入れ、将来的には一部屋(叔父様のスペース)を貸し出すことも念頭に入れる難しさ。
結果的に第三者のご意見が大きく方向性を見出し、時間はかかりながらも進んできた。
無事に地鎮祭も終わり、いよいよ工事着工です。
地下車庫と住宅基礎をRCで造るため、地盤補強工事も同時進行。
想像以上に大掛かりな工事。
ここまで大規模な住宅に携わるのは2年ぶり。
緊張がよどみなく襲いかかる感覚。
進行は大丈夫か、工事に問題はないか。
しかしながら安心できる点は、工務店の選択は間違っていないこと。
社長を含め、現場監督には安心できる。
長年、お付き合いしている中で築いてきた信頼が底を支えてくれている。
私が独立する前に従事していた建築会社、その当時から僕のお客様の建築に携わる現場監督。
建築の要は工務店選びだけでなく、現場監督によって大きく左右されてしまうからだ。
H様、これから先もどうぞお付き合い下さい。
職方さん、どうぞお力をお貸しください。