「旦那様、お食事の時間です」

深々と頭を下げるメイド。

「ありがとう、今いく」

そう言って手に取っていた書物を置いて、私はいそいそと食堂へと足を運ぶ…

なんて小説の一節にでも出てきそうな邸宅のお話があります。

ここは片瀬山５丁目、小高い丘の上の閑静な高級住宅地の一角、敷地面積は611.52㎡（約184.98坪）というなんとも広大な土地に、延床面積200.08㎡という大型間取りの邸宅が「どどん」と居を構えています。

玄関を開けると、目の前には玄関ホールから伸びる螺旋階段が。

これはきっと偉人のお屋敷、そう思わせてくれるムードがたっぷり。

それもそのはず、階段横にはユニットバス付きの「メイドルーム」なるものも存在するからなのです。

邸宅からはもちろんのこと敷地からも「相模湾」・「江の島」を望むことができる、素晴らしいロケーションをも携えている。

うんと静かな住宅地は、深く茂る緑が囁く声と、小さな動物たちの息遣いが聞こえてくるだけ。

季節によって耳に届く声は異なるのです。

むせるような暑さが少しおさまる、夏の夕刻になると聞こえてくるのは、「カナカナカナカナ…」どこか切ないひぐらしの声。

隅々までお手入れの行き届いた、美しい庭園でお水を撒きながら、その声に耳を傾けるのです。

そして「ふっ」と物思いに耽り、ぼんやりと、ただぼんやりと「キラキラ」と陽の光を弾く水を見つめる。

あの昼間の照りつけるような猛暑が嘘のように、随分と涼しく過ごしやすくていい。

こうやって、週末にここに来てのんびり過ごすのが唯一の癒し。

片瀬山から海を望んで、「江の島」を遠望すると「ホッ」とする。

明日は「江の島」まで散歩がてら足を伸ばしてみようかな。

お問い合わせを心よりお待ちしております。