鎌倉に移り住んで、私もはや10年になろうとしている。

その間たくさんの友達ができて、いろんな場所に訪れてきた。

有名な場所も、そうでない、住んでいる人にしか良さが分からないところだって、うんとうんとたくさん。

そんな中でも実は「津西」というところは、なかなかご縁がなければ訪れることの少ない住宅地だったりする。

よく陽の当たるひな壇、敷地の面積は179.20㎡（約54.20坪）の土地。

現在は古家付きだけれど、更地にしてお引き渡し。

最寄りの駅は湘南モノレール「片瀬山」。

「片瀬山」と耳にすると、藤沢市の片瀬山を思い浮かべるけれど、大船と江ノ島を繋ぐ幹線道路を挟んで向こうが藤沢市、こちらは「腰越」の住宅を見下ろす、少しばかり高台の眺めの良い住宅地なのです。

鎌倉に住まうことがなければ、おそらく知ることはなかったかもしれない。

でも、住んでみればわかるけれど、とても素晴らしいところでもある。

身近には麗しい緑があふれ、「ぴちちちチーーチッちょ」と鳥の鳴き声がすぐそばで聞こえてくる。

夏の終わり頃から秋にかけて、涼しい夕刻をにお散歩すると「チーーっチョン地ーーーチョン」、「コロコロコろりーー」と、なんとも心落ち着く虫の音が優しく語りかけてくれる。

その音色は身体中に浸透して、うっとり夢心地にさせてくれるんです。

さて、ロケーションが良いということは坂があり、腰越からは「うんうん」とペダルをしっかりと漕がないといけないけれど、海へ向かうにはカンタン簡単。

「シャーーーー」と心地よい風を切って自転車を走らせれば、あっという間に「腰越海岸」へと到着。

「やっほーーい」とサンダルを脱ぎ捨て、素足で勢いよく砂を踏んで、「ざらざら」とする感覚を足の裏で爽快感を感じるのだ。

「ざーーーんざっざーーん」元気よく打ち寄せる波に、これまたテンションが上がり、思わず勢いよく「ザブザブ」と引き寄せられるように海に入ってしまうのです。

これは海の近くに住んでいる特権なんですよね。

ね、ご存知なかったでしょう？

「津西」というところがこんなに素敵だなんて。

お問い合わせを心よりお待ちしております。