「ことんこととんことん」

湘南のシンボル、江ノ電が軽快に通り過ぎてゆきます。

そのチャーミングな姿はいつ見てもホッコリ、心が「ほわほわ」するのです。

湘南に住んでいるんだな〜って実感する瞬間でもあるんですよね。

近くには「ゆうゆう」と流れる偉大な境川。

空を見上げると、瑠璃のような青く澄んだ空いっぱいに、甘い綿菓子のような「ふわふわ」の雲が浮かんでいた。

藤沢市片瀬、江ノ電が走るレールのすぐそば、綺麗に丁寧に区画整備された住宅地に６棟もの新しいお家が完成しました。

今回ご紹介するのは、そのうちのひとつ、３号棟。

グレーの外観がおしゃれでスマートなお家。

敷地面積は120.33㎡、間取りは４LDK、リビングダイニングは16.18帖、暮らしやすさ、抜群。

ご近所の１LDKのマンションから、完成を待ってのお引越し。

やっぱり子供たちと暮らすなら、戸建がいいよねって妻が笑う。

少し小ぶりだけど、ちゃんと庭もあるので、子供たちは裸足のまま「ピョーン」と飛び出していく。

妻が丁寧に育てているハーブたちの木製プランター、お庭の端に植えたティーツリーやポポラスに「シャワシャワー」とお水を上げてくれるのが日課だからだ。

「大きく大きくな〜れ」

植物たちは嬉しそうに「ぐんぐん」と水を吸い込んでいく。

2匹のチワワ達も「キャンキャン」楽しそうに走り回っている。

僕はソファにゆっくりと腰をかけ、ドリップ仕立てのコーヒーを口元に運びながらそんな情景を見つめていた。

すると、「ふ〜んわり」香ばしく焼けるパンの香りが鼻をくすぐってきた。

その美味しい香りは、お庭の子供達にもちゃんと届いたようで、急に「わぁーーーい」と家の中に舞い戻ってくる。

「さぁさぁ、朝ごはんにしましょうか。」

「キュン」と甘酸っぱいオレンジジュースと、温かいスープ、「ほかほか」の焼きたてパン。

フレッシュないちごとキウイ。

「はーーーい、いっただきまーす」

「ふかふか」であったかいパンの優しい美味しさ。

何気ないけれど、なんて幸せな朝なんだろう。

これが毎日続きますように。

心の中でひとり願う僕がいた。

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