「ハタハタ」と風にたなびく真っ白の洗濯物たち。

Tシャツもタオルもみんなみんな仲良く並んで、「ふぅーーー」と吹く穏やかな海の風を受けて、心地よさそうに揺れているのだ。

木製のテーブルと椅子、それにベージュのパラソル。

子供たちが涼めるよう、大きなプールも組み立てて、ベンチもいくつか置いて、それでもゆとりのある広々としたスカイテラス。

吸い込まれそうなほど青い空が「ギュギューーん」と広がり、「ふわふわ」小さな雲たちが空一面に散りばめられていた。

気持ちをリセットしたい時、大きな花火が上がるとき、空の色が「ぐるぐる」と美しいグラデーションを重ねるのを見たとき。

どんなときでもそこは変わらずそこにあり、私の大好きな場所であったりするのです。

「ふつふつ、もやもや」と考えていたことも不思議となんだかとてもちっぽけな事に思えるようになり、いつもここでシュレッダーにかける。

そんな素敵な場所が自宅にあるなんて、最高です。

スカイテラスからの眺めは絶景で、「腰越海岸」から徒歩1分という立地も然り、目の前には「ドドドン」、堂々とした風貌の「江の島」が鎮座しておられる。

あまりの近さとその迫力に思わず「うわぁ」感嘆の声が身体の奥底からあふれ出てくるのです。

海から1分、「腰越」駅から２分、腰越３丁目の細い路地。

スラリと伸びた鉄骨造の２階建。

スマートな外観とは裏腹に、2018年築の築浅で、新築のように綺麗な内観は、遊び心あふれる空間が広がっているのでした。

キッチンからよく見えるダイニングの壁にはウォールクライミングができるよう、カラフルで可愛いホールドが取り付けられているんです。

子供たちが「キャッきゃ」楽しそうにはしゃぎながら、懸命に壁を登る姿が健気で可愛らしい。

お、半分くらいまで行けたかな？と思うと「ボフッ」と勢いよくおふとんの上に沈んでいたりして。

ふふふ、私は夕食の準備で「パタパタ」忙しくしながらも、横目で楽しんでいた。

とある一日。

いいなぁ、のんびり穏やかでいつでも子供達のことを、まっすぐ見守っていられる。

そう、そっと寄り添うようにね。

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