ほんの少しなだらかな坂道の先に垣間見えたお屋敷。

新しいプロジェクトのために探し続けてきた古民家との運命的な出会い。

先だってご紹介した、心ときめく下山口の古民家「ぎゅっと抱きしめて」が佇む敷地は、なんと4,185.98㎡もの広さを誇る。

その母家にそっと寄り添うようにして、同じ敷地内に「離れ」がありました。

「離れ」といってもそのビジュアルは全くといっていいほど異なる。

ふるさと想う古民家とは対照的に、こちらの離れは2020年3月に大規模リフォーム済み。

新築のような清潔さが、瑞々しい生活を約束してくれそうです。

情緒溢れる古民家をギャラリーとして、スタジオとして、レストランとして、宿として、コワーキングスペースとして、さまざまな古民家再生スタイルで活かすなら、こちらの離れでは「ゆるり」とした暮らしを送るというのはいかがでしょう。

今まで静かに眠ってきた家が、新しい生命を受けて息を吹き返すだなんて、なんと夢のあることなのでしょう。

止まっていた時が動き出し、「コチコチ」と確実に時を刻んでゆく。

そして仕事が終われば、「離れ」へと帰り、オンオフのスイッチを「かちり」と切り替え。

とっておきのワインの栓を早々に抜いて、分厚い肉を熱々のフライパンに「ジャっ」と淹れてさっと塩胡椒、葉山野菜を「ザクザク」切ったサラダを添える。

ダイニングテーブルに「トン」と置いたら、作り置きのキャロットラペや豚肉と茗荷和え、エビアボカドも並べて、ささっとお手軽ディナー。

「おつかれさまーーー」

「いやぁ、今日のアレ、面白かったねぇ」

なんて、「わいわい」話しながら飲みながら。

続々とみんながリビングに集まり、ゆったりくつろいでそのまま寝ちゃって朝を迎えたり、ちゃんと家に帰る人もいたり、はたまた「カタカタ」とパソコンに向かい続ける人もいたり。

いろんな人が自然と集まる家。

みんなの心の拠り所となる家。

いいじゃないですか、そんな生活も。

お問い合わせを心よりお待ちしております。