古民家好きのみなさま、お待たせいたしました。

とっておきの古民家をご紹介いたします。

玄関の引き戸を開けると、「いらっしゃいませ」スッキリした薄い紫色の着物を纏った若女将が、両手をついて深々と頭を垂れてお出迎えしてくれるかのよう。

その敷居をまたぐと、身体中から「わくわく」がとめどなく溢れ出てくる。

全てをこの目に焼き付けたくて、思わず「キョロキョロ」、どこを切り取っても全てが絵になるので、カメラを構えたら「バシャバシャ」とにかくシャッターを切ってしまう。

くすんだ梁も、長い長い板張りの廊下も、障子や襖を携えた和室も、大きな窓が印象的な内縁も、どれも私の心を「ぐぐっ」と掴んで離さない。

まるで老舗の旅館のような雰囲気をも醸し出し、日本家屋の良さを心底感じられるムードに感動をも覚えるのです。

あぁ、なんと素敵なこと。

台所は、女中たちの賑やかしいお喋りの場ともなりそうな佇まいで、懐かしい香りがする。

和室の中には文机があって、読み物や書き物に耽ったり。

２階の肘掛け窓に身を委ね、まるで文豪になった気分で思いを馳せる。

スピーカーから流れてくるのは60年代ロックだったり、昭和の歌謡曲だったり、その時の気分に合わせてチョイス。

どことなくちょっときな臭い古本の香りと、さっき淹れたコーヒーが混ざった匂いが「ふわり」と辺りを漂っていた。

それがなんだか落ち着くんですよね。

スラスラと踊るように筆が進む。

外に目をやると、美しい庭園や「ぐんぐん」空に向かって伸びる大木、爽やかに色づいた新緑たちが、「さわさわさわ」と風に揺れているさまが、私を存分に癒してくれるのです。

2階の窓を「カラカラ」と開けると、お天気の良い空気の澄んだ日には「富士山」と「江ノ島」も望める。

うーーーんと両手いっぱい広げて、取り巻く自然をぎゅっと抱きしめてみた。

するとまた、不思議と心が満たされてゆく。

こんな趣のある古民家に住んでみたい。

特別な価値のある素敵なお屋敷。

一度あなたのその目で確かめてみて。

同じ敷地内に佇む離れの写真は「帰ってこいよ」をご覧ください。

お問い合わせを心よりお待ちしております。