逗子市桜山６丁目

京急逗子線「逗子・葉山」から徒歩９分、JR横須賀線「逗子」より徒歩１２分と、駅からの道のりも程なく、青々とした緑が眩い通りに来る。

細い路地は、「山間の」という言葉がぴったりの鮮やかな色彩に囲まれた自然豊かな場所。

空に向かって「ニョキニョキ」と伸びるたくさんの木々は、時折「わさささ〜」身体を揺すっている。

「ぴーちっち、ぴーちっち」小鳥たちの宴、優しく頬を撫でる冷たい風、うららかな緑を眺めながらまるで自然に還っていくような、そんな錯覚に陥る、素敵なエリア。

そんな緑深い山の中に小綺麗なお家が立ち並ぶ住宅地があります。

その一角にあるのは、赤瓦がチャーミングな白亜の邸宅。

敷地の面積は105.68㎡とやや小ぶりではあるが、居室も全て６帖以上ある３LDK。

ポーチにはコニファーなどオシャレな植栽が植えられていて、英国ガーデン風なのも魅力的。

木製の玄関ドアを開けると、そこには仕切りのないワイドな空間が広がっている。

大容量のシューズクローゼットやあちこちに収納が配されているので、物持ち家族も困らない。

約18.7帖ものリビングにいると開放感を感じられ、柔らかい大きなレザーのソファに「ゴロン」と寝っ転がってお気に入りの本を開く。

すると、愛犬シュナウザーが「ぴょこん」とお腹の辺りに飛び乗ってきた。

これこれ、なんだか落ち着くよね。

ふたりで仲良くリラックスタイム。

「アレクサ、音楽をかけて」

程なくして、スピーカーから緩やかなミュージックが流れ出す。

穏やかに過ぎゆく時間。

こういうひとりの時間というものは、本当に大切。

それだけで心が潤う。

…しばらくして、「バタバタバタ」子どもたちが帰ってきて、賑やかしい雰囲気になった。

あぁでもないこうでもない、言い合いながら何かボードゲームを始めた。

「お父さんも入ってね」

そう言われると入らないわけにもいかない。

しぶしぶ重い腰を上げてゆっくり座り直す。

逗子の山間、なんとも長閑な僕の家族のお話。

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