あぁ、私に翼があったなら。

そんな風に思ったこと、今まで生きてきた中で誰しも恐らく一度は考えたことがあるはず。

背中の翼が、「バサバサッ」と勢いよく羽ばたいて、「ビュンっ」と飛んで行けたらね、なんて面白いんでしょう。

私に至っては、小さな頃からよく思ったもの。

目の前に広がるのは、何もかも吸い込んでしまいそうな青さの大空。

あまりにも心地良くて、思わず手を広げる。

耳をすませば、「さーーさーー」と木の葉たちは囁きあい、柔らかな風が顔を撫でるように流れ吹く。

目を閉じたら、身体がか〜るくなってまるで空を飛んでいるような、そんな錯覚を起こす、天空の家。

ここは七里ガ浜東５丁目の高台。

下界を見下ろすと、ミニマムな海外のように美しい町並みと豊かな緑、そして空に勝るとも劣らない、青い海が見える。

のんびり気持ちよさそうに揺らぐヨットが羨ましい。

真下を見ると、少し「ブルッ」としてしまうほどの高さのウッドデッキから身を乗り出し、その景色に見入ってしまった。

「羽がなくたってお空を飛べるんだね」

私を見上げて無邪気に息子が言った。

その言葉にはからずも「ふっ」と笑ったけれど、やけに説得力がある。

「そうね、本当にお空を飛んでいるようね」

手に持ったマグカップの中のコーヒーから、「ふわふわ」と白い湯気が飛んでいくさまを眺めながら私も頷いた。

敷地の面積は188.05㎡、間取りは3LDKに＋αがたくさん。

鳥のようになれるウッドデッキは、２階のリビングにも１階のサンルームにもあり、更にルーフバルコニーまで備わっているというから、心を浄化するには抜群のお家。

都心のマンションの中腹から眺める景色とは、180度ちがう。

来年の春には小学校に通い始める彼。

心配で何度もデッキに出ては、ここから見える学校をちょこちょこ気に掛けるんだろうな。

翼を頂いた私たち家族の幸せな物語は、これから緩やかに紡いでいくのです。

室内の写真に関しましては「胸を張って立ち向かおう」をご覧ください。

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