大町界隈は、山間の緑が深いなかに鎌倉らしい風情が漂うすてきなエリア。

「鎌倉」の観光名所のような派手さはないけれど、ツツジの見事な「安養院」や厄除けで知られる「八雲神社」など、著名な寺社もたくさん点在しているんです。

お隣の「材木座」からは海の香りが「ふわ～ん」と流れ、自転車にサーフボードを積んだサーファーが行き交う。

歴史、風土、自然が入り交じる「大町」のなかなか過ごしやすい環境はかなり魅力的なんです。

JR横須賀線・江ノ島電鉄「鎌倉」から、「鶴岡八幡宮」を背に、「段葛」を歩く。

「段葛」とは、「鶴岡八幡宮」の参道、若宮大路の中で一段高くなっている部分を指す。

春には桜のアーチとなる「段葛」は、とても趣きがあり、一段と観光客で賑わいます。

その鎌倉の喧騒から、古き良き町並みを堪能しながらのんびり歩くこと、9分。

「そよそよ」と流れる小川のほとりに。

新しく誕生したばかり、3LDKのピカピカのおうちを発見。

狭い路地に入り、ぎゅうぎゅうひしめく「大町」のイメージを払拭する、開けた敷地、約106.87㎡（約32.32坪）。

スタイリッシュな外観が目を引き、駐車スペースは悠に２台停められるゆとりの広さもある。

「いってきます」

朝、勢いよく玄関を飛び出した子どもたちが、小川の上にかかる、今にも壊れそうな橋を渡っているのが見えた。

バルコニーから身を乗り出し、「くれぐれも気をつけてね」

声が届くよう、大きく叫んだ。

「ハラハラ」を抑えられない。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ」

子どもたちは笑って、バタバタ元気いっぱい走っていくのを、私はぼんやりいつまでも見つめていた。

今日も「大町」の空は晴れやかで大きくて青くて、心地よい空気感。

これは、洗濯物が良く乾いてくれそう。

さっさと片づけて、私も出勤しなくちゃね。

ちょうど4月から新生活に間に合うよう段取りしてよかった。

海と山に囲まれた湘南での生活がこれからの自分たちにはいいんじゃないかとふと思いつき。

ゆっくりと歯車が回り出す準備を進めてきたのだ。

子どもたちはもちろんのこと、一番喜んでいるのは主人かもしれない。

リモートワークを上手く使い、波の立つ日は「材木座海岸」でサーフィンに勤しむ日々。

ほら、今日も。

「ただいま～」

こんな生活は夢じゃない。

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