海も山も近く、いつも清々しい風が流れる、葉山一色。

春が近づくと、どこからともなく運ばれてくる、甘～い香り。

思わず周囲をキョロキョロ見回し、ほころび始めた蕾を見つけると嬉しくなる。

あぁ、春がもうすぐそこだね、って。

お散歩中の愛犬に話しかけてみたり。

こういうことを感じられるのは、自然があふれる暮らしならでは。

本当に幸せだなって思います。

都心でのライフスタイルは、オシャレで、便利で、刺激的。

でも。

やっぱり、息をのむほど緑と青が美しい地球に産まれてきたからには、自然と共に暮らしたい。

そうすればきっと、人間らしさが培われるのかな、とも思ったりします。

寛大な心が養われるはず。

そんな風に考えさせてくれる、緑ゆたかな葉山一色にできたばかりのお家。

こちらは、黒い外観、片流れ屋根がクールなＡ号棟。

お外のイメージとは対照的に、内装は木とホワイトのコラボが、すっきりナチュラルな印象を受ける。

リビングは約21.6帖と申し分のない広さで、どんな家具を置いても圧迫感を感じないんだろう。

居室は3部屋に＋納戸まであるので、子沢山ファミリーだって問題なし。

2段ベッドを卒業したら、各居室に城を築いたら良いさ。

じゃあ、私は納戸にアトリエを作ろうかしら。

図面を眺めていると、どんどんアイデアが膨らんでくる。

だから居ても立っても居られなくなって、現地まで足を運んでみることにした。

なるほど、空気の味が都会とは違うのは分かる！

突き抜けるような青さが沁みる空に、薄い蚕のような雲。

「グーーーーーーーーーーン」

綺麗な円を描いて、トンビが旋回していた。

どれもこれも、すべてが私の心を癒してくれる。

「素敵なところだなぁ」

ポツリと呟く。

「一色海岸」までは少し距離があるけれど、歩けない事もない。

「ふらり」気の向くまま、葉山の町を眺めつつ、歩いてみることにした。

歩を進めていく先々は、素敵な邸宅がお行儀よく並んで、時には素敵なカフェに出会う。

「あ、潮の香りがする」

テンションが一気にあがった。

海も山もすぐそこ、贅沢な環境。

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