葉山町下山口の新築一戸建

温暖で過ごしやすい気候のなかで、海と山と豊かな自然が織りなす景観が素晴らしい、憧れの葉山。

そんな葉山の中でも格別ローカル感が高い場所に佇むこちらのお家。

現代はどんどん進化して、ますます便利な世の中になり、昔ほど考えたりすることが多くはないのかな、とふと思ったりします。

生活ひとつとってもそう。

朝起きて、顔を洗うにも設定した温度のお湯が自動で流れ出てくれる。

え？それって普通のことじゃない？ともちろん思うのが現代人。

でもひと昔前は、冷たいお水と熱いお湯それぞれの水栓をひねり、丁度良い温度になるまで自分で調節したもの。

その微妙な調整が、子供ながらには難しくって、今日はちょっとくらい熱めのお湯でいいや、はたまた昨日はわりと冷たいお水に近かったな、なんて妥協したり。

電車に乗るにも、○○駅に行くまでは210円、次はここで乗り換えて、170円。

駅で路線図を見ながらいつも格闘した記憶が蘇る。

今といえば、そんなことはもうあり得ない。

何も考えずにsuicaをピッとするだけで、どこまででも行けてしまうから。

そう考えると、生活に要する時間というものが明らかに短縮されてきた今の世の中。

かなりデジタル化が進み便利になったおかげで、楽をできるようになった、と考えるのか。

それとも、もっと違ったところにたくさんの力を注げるようになったんだと喜ぶべきか。

私自身はわりと古風で、昔ながらをとても好む。

土鍋でご飯も炊くし、電子レンジ調理よりも琺瑯のお鍋で茹でたり、蒸し籠で蒸したり、七輪で肉を焼いたり。

水栓ももちろん、お湯と水と調節しなきゃならない。

コーヒーはミルでゴリゴリと豆を挽いて、香ばしい香りを家族みんなで「ふぅーーーん」と吸い込んでから、ゆっくりとハンドドリップをする。

ホットミルクはミルクフローサーで一生懸命泡立てて。

面倒でもその方が楽しいし、とっても美味しい。

そして何より、子供たちに原点というものを知っておいて欲しいという想いがあるから。

きちんと全てを理解してから、便利だなとこれは自分にとって有効だと思うものだけをチョイスしてほしいから。

私はわりと楽しく生きてきている。

多少不便だと感じるような場所であろうとも、それを逆手にアナログな丁寧な暮らしを楽しんでみては。

お問い合わせを心よりお待ちしております。